ビタミンCは摂取量よりも吸収・浸透量が大切です。
レモン1個分のビタミンCは18mgですが、細胞膜の壁にはばまれ、細胞には2mgしか届きません。通常のビタミン剤でも1000mg中570mgが腸による吸収の壁で失われ、細胞に届く量は54mgとなります。しかし、リポソーム化されたビタミンCは1000mg中980mgが細胞に届くといわれます。これは高濃度ビタミンC点滴のおよそ8本分に相当するといわれます。
ビタミンCで私を「磨く」- ビタミンCが美容にもたらす効果
「毎日を美しく、健康でありたい」
そう願って、毎日の生活にビタミンCを摂り入れている方もきっと多いことでしょう。ご存知の通り、ビタミンCは生命活動の維持に欠かせない必須栄養素であると同時に、美容の面からも必要不可欠な栄養素です。ビタミンCの持つ力によって、美容においても様々な効果が期待できます。本記事では、ビタミンCが美容にもたらす代表的な3つの効果をお伝えします。
「磨く」効果その1 - シミやたるみ・老化を防ぐ 【抗酸化作用】
ビタミンCの代表的な働きとして「抗酸化(酸化を防ぐ)作用」があります。
人間の体内では、ストレスや紫外線などが原因で、体内で活性酸素が発生します。この活性酸素が身体の「サビ」を引き起こして肌のシミやシワ、身体の老化の原因ともなるのですが、ビタミンCには活性酸素を中和する作用があります。
「磨く」効果その2 - 肌のキメを整えハリや潤いを保つ 【コラーゲン生成促進】
コラーゲンは肌の主成分で、真皮の約70%がコラーゲンでできています。丈夫な線維状のタンパク質でこのコラーゲンが網目状になっていることで、肌の弾力を保っています。
そのため、コラーゲンの量が減少したり劣化すると肌の弾力が失われます。また加齢によりコラーゲンが減少すると、肌の弾力が失われたり乾燥肌になります。
ビタミンCを摂取することでコラーゲン生成を促し、ハリや潤いのある肌を保つことに繋がります。
「磨く」効果その3 - シミの抑制と還元 【美白効果】
ストレスや紫外線に曝されたりすると、表皮の奥にある色素細胞(メラノサイト)でメラニン色素が作られ、このメラニン色素が定着するとシミになります。
ビタミンCにはシミの原因となるメラニンの生成を抑え、シミを予防する働きがあります。
またビタミンCには還元作用といって、黒色メラニンを肌色メラニンに変えて、シミを薄くする働きもあります。つまりビタミンCはメラニン生成を抑えるという「予防」作用と、できてしまったシミを「還元」して無色化するという2つの作用があるのです。
以上の【抗酸化】【コラーゲン生成促進】【美白】の3つの効果の他にも、ビタミンC摂取によって【毛穴の引き締め】【代謝促進】や、日焼け後の炎症によって発生する活性酸素を中和して、肌へのダメージを抑える【炎症鎮静】効果もあります。
このように美容分野におけるビタミンCの働きは大変多岐にわたりますが、全てビタミンCの持つ効果として期待できるものです。十分なビタミンC摂取によって、ご自身を「磨き」、美しく生き生きとした毎日をお送りいただきたいと思います。
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